ホーム > 技術研究所 > プロジェクト > Cloud技術

プロジェクト

クラウド技術

研究の背景

クラウド技術は、インターネット上のサービスを構築するための基盤として広がりつつありますが、技術的に解決しなければならない課題も多くあります。さらに、クラウドの先を見たネットワークアーキテクチャや技術の検討も重要な課題です。IIJ技術研究所では、クラウド技術の将来を見据え、技術課題の解決や、現状の集約型のクラウドを補間する分散協調型や超分散型のクラウド技術に関する研究開発を進めています。

技術研究所の活動

技術研究所では、クラウド技術に関して以下のような研究を行っています。

ネットワークシステム管理

クラウドのような大規模で新しいネットワークシステムを高信頼、低コストで設計・運用・管理するためには、それらの作業を完全に自動化する必要があります。

IIJ技術研究所では、そのための基礎技術の確立およびプロトタイプ構築を行っています。 例えば、高信頼なシステム設計のために、トポロジが障害に強いかどうかを理論的に評価する手法を研究しています。また、設計から運用までに関係する機器、ネットワークリソース、設定情報などを一貫して扱い、システムを自動管理する仕組みを開発しています。

さらに、クラウドと仮想化技術によって、データセンタ内でのVM等のシステムリソース割当の管理粒度を細かくできるようになってきました。その結果、各サービス側からのリソース要求に基づいてリソース割り当てを動的に変更したり、稼働中のリソースを効率的に再配置するような技術が実現可能になってきています。このような柔軟なリソース割当を実現するため、データセンタの管理モデルとその管理システムの研究開発を行っています。

クラウド指向のスケーラブルウェブサービス

現状の一般のホスティングサービスでは、あらかじめ需要予測に従った台数のサーバーを契約して、ロードバンランサーを使って負荷分散することが行われています。しかし、サービスへのアクセスの急激な増加は予想が難しく、コスト的にも過度な余裕設計はできない状況にあります。このような問題を解決するため、 ウェブサービス処理の高速化や大規模化技術、柔軟で動的なリソース配分を行う技術が注目されてきています。

IIJ技術研究所では、柔軟なシステムリソースの割り当てが可能なクラウド技術のメリットを生かし、高速ウェブサーバー群を負荷に応じて動的に再構成することにより負荷変動に柔軟に対応する技術の研究を進めています。

超分散ストレージ

コンテンツの増大に対応するため再び分散ストレージが注目されてきていますが、現状の技術では、必ずしもスケーラビリティ、性能、可用性、コスト面の要求を満たせている訳ではありません。特に、個人利用のコンテンツはビデオや写真が中心となって量的に増え続けており、これらを簡単に知人と共有したり、自動的にバックアップを行う安価なサービスが必要となっています。しかし、このような個人利用コンテンツをすべて集約型のクラウドに置く事はコスト面から困難です。いっぽうで、個人利用のコンテンツは、ほどんどの場合限られたメンバー間でしか共有されないので、うまく分散管理することが可能です。

IIJ技術研究所では、個人利用コンテンツの知人同士の限られたデータ共有を想定して、これに特化した分散ストレージの研究を進めています。ここでは、コンテンツのネーミングとアクセスコントロール、個人用ストレージとコンテンツ配信の統合、家庭内の常時接続デバイスを有効利用したオープンサービスプラットフォーム、プラットフォームおよびサービスの自動管理などが研究テーマとして挙げられています。

仮想計算機イメージストレージ技術

ひとつの計算機を複数の仮想計算機として活用したり、逆に複数の計算機を大きなひとつの計算機として利用するのが仮想化技術です。仮想化技術をうまく使うには、必要な場所に必要な量のリソースを動的に配置する技術が必要となります。

特にストレージリソースは容量が大きいこと、またデータの保全に直接関係するリソースであるため、配置や再配置が困難です。研究所では、仮想計算機の自由な配置、再配置を実現するための基礎儀医術として、仮想イメージストレージを広域に展開運用できる技術の研究を進めています。

詳しくはこちらのページをご覧ください。

ページトップへ